総務省「市場環境の変化に対応した通信政策の在り方」に意見を提出しました
総務省「市場環境の変化に対応した通信政策の在り方」に意見を提出しました
市場環境の変化に対応した通信政策の在り方に関する提案募集
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban02_02000496.html
提出意見
2.我が国の社会経済活動を支える「情報通信インフラの整備・維持」の在り方
について
IPアドレス枯渇に係るIPv6の更なる普及促進について、検討することを求める。
提案の背景:
オンライン上のコンテンツを巡る議論においては、違法情報又は有害情報を投稿した者を特定することが困難であり、それゆえ、被害者による賠償(個別の救済)が困難になるだけではなく、賠償制度が抑止力として機能していないという問題がある。行為者の特定が困難である理由の一つがいわゆるIPアドレスの枯渇の問題である。このIPアドレス枯渇の問題を解決する術はIPv6の普及であるところ、プラットフォーム事業者はすでにIPv6対応をしているとされていることを踏まえれば、問題の解決は日本におけるIPv6をより一層促進することになるのではないか。オンライン上のコンテンツを巡る議論は一朝一夕で解決を見るものではないことは言うを待たないが、このIPv6の普及こそ総務省が取り組むべき点であり、この点を議論することこそが、表現の自由とそれにかかる責任のバランスを再調整し、オンライン上のコンテンツを巡る議論をより良い解決につなげるものであると考える。